【ワシントン=蒔田一彦】米南部テキサス州ヒューストンの中国総領事館に対する閉鎖命令を巡り、米政府高官は24日、総領事館員が新型コロナウイルスのワクチンの情報を窃取する活動に関与した疑いがあることを明らかにした。
米政府高官によると、総領事館の外交官らは、米国内の大学に研究員として在籍する中国人の協力者らに対し、窃取すべき機密情報を直接指示していたという。スパイ行為の標的とされた情報について、政府高官は記者団に「中国政府は、世界に先駆けて新型コロナのワクチンを開発すべく力を入れている」などと述べ、ワクチン開発に関する情報が含まれている可能性があるとの見方を示した。
AP通信などによると、ヒューストンの総領事館では閉鎖・退去期限の24日、職員とみられる人たちが次々と荷物を運び出し、トラックに積み込む様子が確認された。蔡偉総領事は24日の声明で、閉鎖命令について「国際法や両国間の領事条約に違反し、中米関係を損なうことをたくらむものだ」と非難した。一方で「今後、どこにいても中国と米国南部の人々の友好的な交流と協力を支持し続ける」とも強調した。
これに関連し、ケイリー・マクナニー米大統領報道官は24日の記者会見で、中国政府が対抗措置として四川省成都の米総領事館の閉鎖を通告したことについて、「報復するのではなく、悪意ある行為をやめるよう中国共産党に求める」と述べ、中国の対応を批判した。
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2020-07-25 01:48:00Z
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