【ブリュッセル=畠山朋子】欧州連合(EU)の首脳会議は17日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた域内経済立て直しの方策を巡り、加盟国で対立が解けないまま初日の日程を終えた。18日も協議を続ける。
17日の会議は約12時間に及び、焦点の「復興基金」の規模や配分方法を巡って議論が紛糾した。
欧州委員会の提案では、基金は総額7500億ユーロ(約91兆8000億円)で、うち5000億ユーロを返済の必要のない補助金、2500億ユーロを融資としている。イタリアやスペインなど、被害が大きく財政基盤の弱い国々は、補助金中心の構成を歓迎している。
これに対し、財政規律を重視するオランダやオーストリアなどが、補助金と融資の割合を変えることや、補助金の配分について厳格な審査を求めて譲らなかった。会議後、ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ首相は「おそらく、18日も合意することはないだろう」と述べた。
復興基金の執行が遅れれば、域内経済の回復も遅れるため、EU首脳は合意を急いでいる。
ただ、意見集約は難しく、「今回は合意できず、7月中にもう一度緊急首脳会議を開くことになるのでは」(EU高官)との見方が出始めている。
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvd29ybGQvMjAyMDA3MTktT1lUMVQ1MDA5Mi_SAThodHRwczovL3d3dy55b21pdXJpLmNvLmpwL3dvcmxkLzIwMjAwNzE5LU9ZVDFUNTAwOTIvYW1wLw?oc=5
2020-07-19 02:30:21Z
52782595131049
Tidak ada komentar:
Posting Komentar