2020年07月03日13時32分
【ハボローネ・ロイター時事】アフリカ南部ボツワナで最近、野生のゾウが大量死していることが分かり、当局が原因調査に乗り出した。ボツワナ政府が2日明らかにしたところによれば、これまでに275頭が死んだ。死骸に傷つけられた痕跡はなく、密猟の可能性は排除されている。
ボツワナの環境・天然資源保護・観光省によると、ジンバブエや南アフリカ、カナダの研究所がゾウの死骸のサンプルを調査することになった。ゾウ支援のNGO「国境なきゾウ保護活動(EWB)」は5月、上空からの調査ですべての世代のゾウに生命の危機が差し迫っていると警鐘を鳴らしていた。
EWBは、さらに多い356頭のゾウが死んだと報告。同団体責任者は「われわれが目撃したゾウは弱々しく、無気力で、やせ細っているようだった」と指摘。複数のゾウが歩行も困難な状況で、部分的なまひの兆候があったと述べた。うち一頭は円を描くように歩き、周りのゾウが手助けしても方向転換が不可能な状態だったという。
EWBは今回のケースが病気や毒の作用によるものかを特定するため、緊急の行動が必要だと訴えている。
アフリカ大陸のゾウは相次ぐ密猟で頭数が減少しているが、約3分の1が暮らすボツワナでは1990年代後半の8万頭から現在は13万頭まで回復した。ただ、ゾウが農地を荒らす邪魔な存在だとみなす農家も存在する。
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