Jumat, 10 Juli 2020

世界遺産アヤソフィアはモスク 「共存の象徴」損なう恐れ―トルコ - 時事通信ニュース

2020年07月10日23時47分

アヤソフィアの外観=6月11日、トルコ・イスタンブール

アヤソフィアの外観=6月11日、トルコ・イスタンブール

 トルコの裁判所は10日、キリスト教会とモスク(イスラム礼拝所)の特徴を併せ持つイスタンブールの世界遺産について、1930年代のモスクから博物館への地位変更は無効だという判断を示した。エルドアン大統領はこれを受け、をモスクとして運用する方針を示した。キリスト教徒が多い各国の反発は必至だ。
 は政教分離を進めたトルコ初代大統領アタチュルクの下で無宗教の博物館となり、トルコにおける「異文化共存の象徴」と見なされてきた。しかし、国内のイスラム勢力を支持基盤とするエルドアン大統領は10日、モスクに戻して「礼拝の場」にすると表明。「共存の象徴」としての価値が損なわれる恐れがある。
 アヤソフィアは6世紀にビザンツ帝国がギリシャ正教の総本山として建立。15世紀、オスマン帝国の支配下でモスクに改装された。イスラム教は偶像崇拝を厳しく禁じていることから、再びモスクとして運用されるようになると、館内のモザイク画などが消し去られる事態も懸念される。

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