ポール・アダムス外交担当編集委員
ウクライナ国防省の高官は、ロシア北西部プスコフの空港で8月30日にあったドローン(無人機)攻撃について、ウクライナによるものだったとBBCに明らかにした。
この攻撃では、輸送機「イリューシン76」4機が破壊され、2機が損傷したとウクライナはみている。ロシアは4機が損傷したとしている。
現地報道は、ウクライナ国防省の情報総局(GUR)が関わったと伝えた。同省の高官は今回、この報道が正しいと認めた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は31日夜、定例の動画演説で、「ウクライナ製の新しい兵器は今や700キロメートルだ」と述べた。兵器や標的は特定しなかったが、距離からするとプスコフを指した可能性がある。
ウクライナ当局は総じて、ロシアでの攻撃については口を閉ざしている。しかし、ドローン攻撃が活発化するにつれ、それらがウクライナによる戦争行為の一環だと認める姿勢を、以前より見せるようになっている。
連日のようにドローン攻撃
プスコフで被害を受けた航空機は、長距離貨物機だった。軍の部隊や装備品の長距離輸送に適しているため、ロシアにとっては貴重な軍用資産になっている。
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ウクライナによるロシアへのドローン攻撃は、このところ毎日のように実施されている。30日の攻撃は、プスコフやブリャンスクなど、これまでで最も広範囲に及んだ。
同日の攻撃では、カルーガの燃料貯蔵所と、ブリャンスクの小型電子機器工場も被害を受けた。この工場では、ロシアの兵器システムの部品が製造されていた。
モスクワのセルゲイ・ソビャーニン市長は31日朝、同市の南東で新たにドローンが撃墜されたと明らかにした。
ロシアのメディアはこれに先立ち、モスクワの空港で数十便に遅れが出たと伝えていた。ドローン攻撃の最中に、こうした遅延が起きるのは通常の対応になっている。
ブリャンスク州のアレクサンドル・ボゴマズ知事は、同州上空でドローン3機が撃墜されたとテレグラムに投稿した。
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2023-09-01 02:07:33Z
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