ロシア軍によるウクライナ東部ドネツク州ポクロウシクへのミサイル攻撃について、露国防省は8日、「ウクライナ軍の前線司令部に命中させた」と発表した。時間差攻撃で救助要員の被害拡大を狙ったという批判への反論とみられる。ウクライナ側は「ロシアのプロパガンダだ」と批判し、時間差の連続攻撃を「国際法違反だ」と非難した。
露軍は7日にポクロウシクをミサイルで攻撃し、ロイター通信などによると、9人が死亡し、80人以上が負傷した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、短距離弾道ミサイル「イスカンデル」が使われたとの見方を示している。
前線司令部を狙ったとする露軍の主張に対して、ウクライナ軍の報道官は「ウクライナ・プラウダ」のインタビューで、「露軍によるプロパガンダで誤りだ。ロシア側は既にこの司令部を破壊したと3、4回主張している」と反論した。
ウクライナメディアによると、ポクロウシクへのミサイル攻撃は同一地点を時間差で狙い、現場で救助などを指揮する州高官が死亡したほか、救助要員や警察官ら7人が負傷した。同日、東部ハルキウ州クピャンスク近郊でも集落を狙った誘導爆弾による時間差攻撃があり、救助要員2人が負傷した。いずれも露軍が被害拡大を狙ったとみられている。
ウクライナ非常事態庁は8日、2022年2月のロシアによる侵略開始以来、現場で非常事態対応にあたった78人が死亡し、280人が負傷したと発表。「救助要員は国際条約で保護されており、攻撃は国際法違反だ」とロシアを非難した。
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2023-08-09 01:21:00Z
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