Senin, 12 September 2022

【速報中】ロシア軍、ハルキウ州西側から撤退命令か 英国防省が分析:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 ウクライナのゼレンスキー大統領は10日夜、9月に入ってロシア軍から奪還した領土が2千平方キロに達したことを明らかにしました。北東部ハルキウ州の重要拠点イジューム周辺からのロシア軍の撤退には触れませんでしたが、SNSでは同州の集落2カ所の解放も報告しました。ウクライナ軍の反転攻勢が成果を上げているとみられます。

(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)

【プレミアムA】「死の通り」 ブチャ 生存者の証言

ロシアによるウクライナ侵攻から半年。大量虐殺の悲劇に見舞われた街ブチャに「死の通り」と呼ばれる場所があります。生存者が語るロシア占領下の「絶望の1カ月」とは。金成隆一記者が住民の証言を丹念に集めました。臨場感のある写真や映像とともに伝えます。

■■■9月12日(日本時間)■■■

14:00(ロンドン06:00)

ロシア軍、ハルキウ州西側から撤退命令か 英国防省

 ウクライナの戦況をめぐり英国防省は12日、ロシア軍が、占領していた北東部ハルキウ州のオスキル川以西の州全域から撤退を命令したとみられるとする分析を公表した。

 オスキル川は同州の要衝クピャンスクやイジューム周辺を南北に流れる川。英国防省によると、ロシア軍は占領する南部ヘルソン周辺でも苦戦を強いられている。ウクライナ軍がヘルソンと対岸を隔てるドニプロ川にかかる橋を破壊し、現在も周辺への攻撃を続けていることで、ロシア軍の増兵が困難になっているという。

 英国防省は「ウクライナの急速な成功はロシアの全体的な作戦設計に大きな影響を及ぼしている」と指摘。ウクライナにおけるロシアの戦力の大半が防戦にまわっている可能性が極めて高いとの見方を示した。

13:30(キーウ07:30)

ウクライナ軍、20以上の集落を解放 参謀本部発表

 ウクライナ軍参謀本部は12日朝の戦況報告で、ウクライナ軍が前日の11日に解放した集落の数が20以上に上ると発表した。ウクライナ軍はハルキウ州の交通の要衝イジュームを奪還するなど、北東部を中心に反転攻勢を強めている。

04:10(キーウ11日22:10)

ゼレンスキー大統領、要衝イジュームの奪還に言及

 ウクライナのゼレンスキー大統領は11日夜のビデオ演説で、北東部ハルキウ州の要衝イジュームをロシア軍から奪還したことに言及した。イジュームはロシア軍にとってウクライナ東部支配における重要拠点だったが、周辺から部隊を撤退するとすでに発表していた。

 この日はロシアの侵攻が始まってから200日目。ゼレンスキー氏は演説で、兵士を含め、戦ってきた人たち全てにねぎらいの言葉を述べた。そのうえで、これまでロシア軍に支配された多くの町をウクライナ軍が奪還したことに言及。「最近ではバラクリヤ、イジューム、クピャンスクを解放した」と述べた。

 また、東部のルハンスクやドネツク、南部ヘルソンや南東部マリウポリなど、なおロシア軍に支配されている町の名前を挙げ、「ウクライナの旗を復活させるのだ」と述べた。

01:37(ハルキウ11日19:37)

ハルキウなどで停電 ロシア軍攻撃の影響か

 ウクライナ北東部ハルキウのテレホウ市長は11日夜、ロシア軍が同市にあるインフラ施設を攻撃し、「市内の多くの地域で停電が発生した。同じ理由で、この地域には水もなく、ポンプが機能していない」とSNSに投稿した。テレホウ氏は「ハルキウ地域での我が軍の成功に対する、ロシアの侵略者の卑劣で冷笑的な報復だ」とつづった。

 ウクライナメディアによると、周辺の複数の州でも停電が確認されているという。ゼレンスキー大統領はツイッターで「テロリストはテロリストのままで、重要なインフラを攻撃する。軍事施設はなく、目的は人々から光と熱を奪うことだ」と非難した。

00:30(キーウ11日18:30)

東部ルハンスク州でも「ロシア軍が集落放棄」 ウクライナ軍参謀本部

 ウクライナ軍参謀本部は11日夕の戦況報告で、東部ルハンスク州の一つの集落をロシア軍が放棄したと発表した。ウクライナ軍はここ数日、北東部ハルキウ州で大幅に前進。これまでロシア軍が全域を支配していたルハンスク州でも、失地の奪還作戦が進んでいる可能性がある。

 発表によると、ロシア軍が退いたとみられるのはルハンスク州北西部のスバトベ。同州とドネツク州の州境に近く、さらに南のロシア軍支配地域への補給ルートの拠点だという。

 発表では、ロシア軍が「トラック4台、装甲車20両で急いで占領地を後にし、地元住民の車20台以上を盗んだ」とした。また、南部ヘルソン州でも、ロシア軍が「いくつかの集落から撤退した」と発表した。

00:00(ウィーン11日17:00)

ザポリージャ原発原子炉冷却に必要な電力確認」 IAEA声明

 国際原子力機関(IAEA)は11日、声明を発表し、ロシア軍の占領下にあるウクライナ中南部ザポリージャ原発で唯一稼働していた6号機の停止について、「予備の送電線が復旧し、原子炉の冷却やその他の安全機能に必要な外部電源は供給されている」との認識を示した。

 IAEAによると、現地の職員が6号機を冷却して安定的に停止させる作業を進めている。約30時間かかるという。

 もし砲撃が続き、せっかく復旧させた送電線が損傷した場合、原発への電力供給は非常用ディーゼル発電機に頼らざるを得ない。

 IAEAによると、同原発には20機のディーゼル発電機があり、少なくとも10日間は電力供給できる態勢を備えている。ただ、停止している他の五つの原子炉の安全機能もディーゼル電源で支えるため、危機と隣り合わせの状態が続く。

 グロッシ事務局長は声明で「すべての原子炉が停止していても、原子炉の冷却や安全性を維持するためには、やはり外部電力が欠かせない」と強調。改めて砲撃停止と原発周辺の安全保護区域設置を求めた。

 同原発では、砲撃で外部とつなぐ送電網が失われたが、予備の送電網が10日に復旧。ウクライナの原子力企業「エネルゴアトム」が11日、唯一稼働していた6号機についてもより安全な状態にするため停止させ、冷却安定させる作業を進めているとSNSなどで発表していた。

■■■9月11日(日本時間)■■■

23:00(モスクワ17:00)

プーチン大統領「ザポリージャ原発をウクライナが繰り返し攻撃」

 ロシアのプーチン大統領は1…

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2022-09-12 07:59:13Z
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