Rabu, 07 Juli 2021

ハイチ大統領暗殺、全土に戒厳令…駐米大使「外国の傭兵かプロの殺し屋の犯行」 - 読売新聞

 カリブ海の島国ハイチのルヌベリスト紙(電子版)などによると、ジョブネル・モイーズ大統領(53)が7日未明に銃撃を受けて暗殺されたことを受け、クロード・ジョゼフ暫定首相は同日、全土に15日間の戒厳令を発令した。

 戒厳令により、当局の捜索権限が広がる。ジョゼフ氏は8日から15日間を服喪期間とすることも発表した。

 モイーズ氏の自宅に押し入った武装集団の詳細は不明だが、ロイター通信によると、警察当局は銃撃戦の末、4人を射殺し、2人を拘束したという。駐米ハイチ大使はAP通信に対し、「外国の 傭兵(ようへい) やプロの部隊の犯行」との見方を示している。

 米メディアによると、事件で重傷を負った大統領夫人は、治療のため、米フロリダ州に搬送されたという。

 暗殺を巡り、国連のアントニオ・グテレス事務総長は7日、「最も強い言葉で非難する」との声明を報道官を通じて発表した。国連安全保障理事会は8日にハイチ情勢を協議する予定だ。

 米国のバイデン大統領は「凶悪な行為を非難し、ハイチの安全を守るために支援する準備がある」との声明を出した。(リオデジャネイロ支局 淵上隆悠、ニューヨーク支局 寺口亮一)

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2021-07-08 01:09:00Z
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