上海=井上亮
中国河南省の豪雨による浸水被害で乗客が亡くなった省都鄭州市の地下鉄の駅出口で、犠牲者を悼んで供えられたメッセージや花束が壁に囲われた様子が報じられ、ネット上で批判の声が出ている。誰が壁を設置したか不明だが、怒りの矛先は市政府や地下鉄の運営会社に向かっている。
同省は27日、豪雨被害の省内の死者数が71人に達したと発表。同市は地下鉄関連の死者数が2人増えて14人になったとした。年齢は20~51歳で女性が11人だった。名簿も公開したが、名前の一部を伏せた。
中国メディアによると、犠牲者の初七日にあたる26日、沙口駅の出口には多くの市民が追悼に訪れ、「天国に洪水はありません。安らかに眠ってください」などと書かれたメッセージカード付きの花束で埋め尽くされた。だが夕方ごろまでに何者かが人の背丈より高い壁を設置し、中が見られなくなったという。市当局関係者が、追悼の動きが当局への責任追及に転じることを恐れて設置した可能性がある。
ネット上では、「花を囲ってまで一体何を恐れているのか?」「事故を繰り返さないために、風化させてはならない」などと非難するコメントが多く投稿され、一部が削除された。その後献花は壁の外にも広がり、26日夜には壁の一部が取り払われたとみられる。(上海=井上亮)
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiN2h0dHBzOi8vd3d3LmFzYWhpLmNvbS9hcnRpY2xlcy9BU1A3VzU0NDVQN1dVSEJJMDE2Lmh0bWzSATtodHRwczovL3d3dy5hc2FoaS5jb20vYW1wL2FydGljbGVzL0FTUDdXNTQ0NVA3V1VIQkkwMTYuaHRtbA?oc=5
2021-07-27 06:54:12Z
CAIiELwsNp0b8UJlCPFwZ3YBkqsqGQgEKhAIACoHCAowu5iVCzD096oDMP_zzwY
Tidak ada komentar:
Posting Komentar