【AFP=時事】イラク西部にある、米主導の有志連合軍が駐留する軍事基地に3日、少なくとも10発のロケット弾が撃ち込まれた。治安筋が明らかにした。攻撃の最中に、民間の請負業者1人が心臓まひで死亡したという。
イラクは、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)による歴史的な訪問を2日後に控えている。
攻撃を受けたのは、西部の砂漠地帯にあるアインアサド(Ain al-Assad)基地。連合軍報道官は、午前7時20分(日本時間午後1時20分)にロケット弾10発が基地に着弾したと認めた。イラク西部の軍事施設への攻撃は、ここ3週間足らずで4度目。
同基地にはイラク軍に加え、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の残党掃討を支援する連合軍が駐留している。また潜伏工作員らを監視する無人機の駐機場でもある。
先月中旬に発生した北部のクルド人自治区アルビル(Arbil)にある軍事施設を狙ったロケット弾攻撃では、2人が死亡。その数日後には、首都バグダッドにある米国大使館と、同市近郊にある米軍関連企業にもロケット弾が撃ち込まれた。
米国は攻撃への対応として、シリアとの国境に駐留している親イラン派民兵組織の拠点を26日に空爆した。
【翻訳編集】AFPBB News
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2021-03-03 12:06:00Z
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