ニュージーランド北部にある火山島で9日起きた噴火で死亡した人は6人になり、けがをした人のほとんどは全身の3割以上にやけどを負っていることがわかりました。しかし現地では再び噴火が起きる可能性もあるとして島に上陸できない状態が続いていて、被害の深刻さが明らかになっています。
ニュージーランド北部で人気の観光地として知られる火山島のホワイト島で現地時間の9日午後2時すぎ、噴火が起き、島とその周辺を訪れていた観光客など47人が巻き込まれました。
地元当局は10日の記者会見で47人に関して、オーストラリア人が24人、アメリカ人が9人、ニュージーランド人が5人、ドイツ人が4人、イギリス人、中国人がそれぞれ2人、マレーシア人が1人と発表し、日本人は含まれていません。
この噴火で警察は日本時間の10日午後6時すぎ、病院で手当てを受けていた1人が亡くなって死亡した人は6人になったと発表しました。
また現在も10代から70代までとみられる30人が病院で治療を受けていますが、ほとんどの人が全身の3割以上にやけどを負っていて、なかには症状の重い人もいるということです。
また依然、行方が分かっていない8人に関して、警察は上空から島を撮影した画像を分析した結果、このうち6人の居場所をほぼ特定できたと明らかにしました。
しかしニュージーランド政府では今後24時間のうちに再び噴火が起きる可能性があるとして島に上陸できない状態が続いていて、噴火から1日が経過し、被害の深刻さが明らかになっています。
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2019-12-10 09:47:14Z
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