アメリカのバイデン政権の高官は21日、日本時間の22日朝、人質の解放に関する交渉が最終段階にあるとして、これまでの経緯や今後の見通しを明らかにしました。
この高官はイスラエルとハマスのあいだでは、人質のうち、女性と子どもあわせて少なくとも50人をハマスが解放する方向で最終的な調整が進んでおり、人質は4日から5日かけて解放される見通しだと説明しました。
この高官によりますと少なくとも50人は、あくまで「第1段階」での解放で、ハマスがさらに人質を解放すれば、戦闘を休止する日数が延長されるとしています。
そのうえで合意の内容は、合意から24時間がたって以降に実行に移されるとし、人質の解放は現地時間の23日に始まるという見通しを示しました。
また戦闘の休止についてはガザ地区全域のほか、イスラエル軍とイスラム教シーア派組織ヒズボラが戦闘を繰り広げるイスラエル北部のレバノンとの国境地帯でも行われることを期待しているとしています。
さらにこの高官は「戦闘の休止によって人道支援のための物資の搬入が大幅に増えることを望んでいる」と述べました。
一方、今回の合意では、イスラエル側もイスラエル国内で収容しているパレスチナの囚人を釈放すると説明しましたが、詳細はイスラエル政府が発表すべきだとして、具体的な言及は避けました。
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2023-11-22 08:06:12Z
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