バイデン米大統領が15日の記者会見で中国の習近平国家主席を「独裁者」と呼んだ瞬間に、ブリンケン米国務長官が落胆したように顔をしかめた。ブリンケン氏は16日、米CBSニュースのインタビューで「明らかに不快そうだった」と指摘されたが、表情を変えた理由は説明せず「バイデン大統領はいつも率直に意見を言っている」と独裁者発言を擁護した。
バイデン氏は15日、習氏との会談を実施し、両国関係の安定化に向けて対話を維持・拡大することで一致した。その後に単独で行った記者会見で、記者から「習氏をこれからも『独裁者』と呼ぶか」と問われ「彼は独裁者だ」と答えた。その上で「我々と異なる政治体制に基づく共産主義国家を運営しているという意味で、独裁者だ」と語った。
ブリンケン氏は、バイデン氏に向き合う形で、記者や関係者の席の1列目に着席していた。バイデン氏の独裁者発言の瞬間に眉間(みけん)にしわを寄せ、表情を曇らせた様子がテレビカメラに捉えられていた。隣に座っていた国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は耳をほじった。
ブリンケン氏は6月、関係が悪化していた中国を訪問して習氏と会談するなど、今回の米中首脳会談の実施に向けた地ならしを主導してきた。バイデン氏はブリンケン氏の訪中直後も習氏について「独裁者」と発言し、中国が反発した経緯がある。【サンフランシスコ鈴木一生】
https://news.google.com/rss/articles/CBMiOWh0dHBzOi8vbWFpbmljaGkuanAvYXJ0aWNsZXMvMjAyMzExMTcvazAwLzAwbS8wMzAvMjQ0MDAwY9IBAA?oc=5
2023-11-17 09:20:25Z
2614578837
Tidak ada komentar:
Posting Komentar