アメリカ・ニューヨークでは、毎年恒例の感謝祭のパレードで、ガザ地区での戦闘の終結を訴える動きがみられました。
感謝祭は17世紀にアメリカに入植した人たちが先住民とともに豊作を祝ったことに由来する祝日です。
マンハッタンで23日に行われた恒例のパレードでは、人気アニメのキャラクターをかたどった巨大な風船やマーチングバンドなどが通るたび、沿道に集まった見物客が手を振ったり、歓声をあげたりして楽しんでいました。
一方、ことしはSNSでの呼びかけに応じて、沿道でパレスチナの旗をかかげ、停戦を訴える人たちの姿もみられました。
旗を振っていた33歳の男性は「アメリカでは感謝祭を祝っているが、今もパレスチナの人たちは毎日のように殺されたり爆撃されたりしている。戦闘の休止はいいことだが、私たちは停戦、戦争の終結、そしてアメリカがイスラエルの支援をやめることを求める」と話していました。
また、35歳の女性は「戦闘の休止は一時的なもので、数日後には殺りくが繰り返されることになる。戦闘の休止は停戦とは違い、それでは不十分だ」と話していました。
イスラエルとハマスの衝突を受けて、FBI=連邦捜査局はアメリカ国内でテロが起きる危険性がここ数年で最も高くなっているという認識を示していて、この日も大勢の警察官の姿がみられ、警戒感が高まる中でのパレードとなりました。
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2023-11-24 05:58:28Z
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