【カイロ=佐藤貴生】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと大規模戦闘を展開するイスラエル軍は、ガザ北部でハマスの兵舎を占拠し、地下トンネルなどに潜伏する戦闘員への攻撃を準備していると表明した。ロイター通信が6日伝えた。
国連のグテレス事務総長は6日、ガザはイスラエル軍の攻撃で「子供の墓場」になっていると非難し、停戦を要求。一方で「ハマスは民間人を人間の盾にしている」と批判し、ガザに連行した人質約240人の解放を求めた。ガザ保健当局によると、これまでに4100人超の子供を含む1万人以上が死亡した。
こうした中、バイデン米大統領は6日、ガザへの人道支援物資搬入のための戦闘の一時中断や、人質解放などについてイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談した。
英BBC放送(電子版)によると、イスラエル軍は6日、過去24時間でハマスの拠点450カ所を攻撃したと述べた。ハマスの拠点があるとみられる北部での本格的な接近戦が近いことを示唆する軍幹部もいる。戦闘で兵士31人が死亡した。
イスラエルはハマスのメンバーが複数の病院などに潜伏していると主張し、ハマスは否定している。ガザ保健当局は6日、北部最大のシーファ病院にイスラエル軍の空爆があったと述べたが、同国軍は否定した。イスラエル軍はこの病院の地下に軍事拠点があるとみており、主要な攻撃目標となる可能性がある。
国際社会では、物資欠乏で病院が負傷者に対応できず、食料や飲料水も尽きつつあるとして、ガザへの物資搬入を求める声が強まっている。
ブリンケン米国務長官は6日、訪問先のトルコで、数日のうちにガザへの物資搬入が増加するとの見通しを示した。一方、南アフリカは6日、イスラエルに駐在する外交官を呼び戻して攻撃に抗議の意を表明した。南アはイスラエルに大使を置いていない。
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2023-11-07 00:17:05Z
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