【ソウル=溝田拓士】ソウルの繁華街・
尹大統領は会議で「同様の事故を防ぐことができる方策を政府は整えなければならない」と述べ、抜本的な対策見直しに着手した。事故では1日午前11時現在、日本人女性2人を含む156人が死亡し、負傷者は約150人となった。犠牲者は20代が100人以上を占める。
韓国の「災害および安全管理基本法」やこれに基づく政府の安全管理マニュアルでは、主催者のいない自主的なイベントでは、警察や消防当局への事前の安全管理計画の届け出は義務付けられていない。事故が起きた梨泰院のイベントも主催者がいないため、現場の安全管理責任の所在があいまいとなっていた。
今年は新型コロナウイルス関連の行動規制が緩和され、例年より人出が多いことが容易に予想された。韓国のSBSテレビによると、地元の
事故当日の午後、ソウル中心部の光化門広場周辺などでは、尹政権に批判的な左派系の市民団体などの複数のデモが開かれ、参加者は計10万人を超えたとされる。韓国の法令では、デモを行う際は主催者側が警察に届け出る規定があり、警察は現場に計約6500人を投入していたという。
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2022-11-01 03:09:00Z
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