来年3月の韓国大統領選をめぐり、保守系最大野党「国民の力」は5日、党の公認候補に尹錫悦(ユンソクヨル)・前検事総長(60)を選出した。文在寅(ムンジェイン)政権を支える進歩(革新)系与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)・前京畿道知事(56)と事実上の一騎打ちの構図が固まった。
国民の力は今週に入り、次の大統領を目指す党内の候補者4人を対象に、党員投票と世論調査を実施。それぞれの結果を等しい比重で評価し、47・85%を得た尹氏を党の公認候補に選んだ。2017年の前回大統領選にも出馬した国会議員の洪準杓(ホンジュンピョ)氏(66)も41・50%を得て善戦したが、尹氏が党内レースを制した。尹氏は党の公認候補に選出された後、「文政権はこの国の理念を、国民を分裂させた。(国民が)4年半の間にどれだけの苦痛を受けたか。必ず政権交代する」と決意を語った。
尹氏は検事総長時代、進歩(革新)系の文大統領の側近を精力的に立件し、保守層から人気を集めて野党の最有力候補と目されるようになった。政治経験はない。検事総長を辞した後の今年6月、進歩から保守政権への交代を目指して大統領選に立候補する意思を表明。翌月には国民の力に入党した。
共に民主党は、城南市長や京畿道知事を歴任した李氏を公認候補に決めており、進歩系と保守系の2大政党による対決の構図が固まった。選挙戦にはほかに、中道野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)代表(59)や、進歩系野党「正義党」の沈相奵(シムサンジョン)元代表(62)も立候補を表明している。
世論調査機関リアルメーターが実施した最近の世論調査では、李氏と尹氏の支持率はそれぞれ34%と拮抗(きっこう)する。ただ、李氏は城南市長時代の不動産開発事業をめぐる不正疑惑、尹氏も検事総長時代に、与党政治家の立件を狙って野党議員に告発を促すよう検事に命じた疑惑がくすぶる。検察などによる捜査の行方次第では、大統領選の構図が一変する可能性もある。(ソウル=鈴木拓也)
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2021-11-05 06:06:10Z
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