香港で民主派支持を鮮明にしてきた「リンゴ日報」が廃刊に追い込まれた。中国に反体制的な言動を許さない香港国家安全維持法(国安法)のもと、当局は幹部らの逮捕や資産凍結、威嚇などなりふり構わぬ弾圧を続けた。
「今日は泣かせて欲しい」
廃刊が決まり、最後の編集作業となった23日夜。同紙の編集局の部屋にいた男性記者が、朝日新聞記者にSNSのメッセージを送った。2日前に週内での廃刊話が持ち上がったとき、「香港からリンゴ日報が消えるなんて悲劇だ」と語っていた。この日は中国担当主筆の男性(55)が、国安法違反容疑で逮捕。編集作業を続ければ自らの身も危ういはずだが、20年以上のキャリアがある男性は「明日の最後の新聞に向けて、今日は忙しくなる」と言い残して作業に戻った。
逮捕のリスクに加えて、関連3社の資産凍結で給与支払いの見込みも薄い。それでも別の女性記者は、「警察が摘発に来るといううわさもあるが、みんな戻ってきて仕事に取りかかった。清掃担当のスタッフは『給料が出なくても働く』と言っている」と話した。
「読者とともに最終章を書く」
同紙編集トップら5人を逮捕…
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2021-06-23 11:06:30Z
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