【サーフサイド=共同】米南部フロリダ州サーフサイドで崩落した12階建てマンションについて、建築コンサルタント会社が、プールデッキの下の床板に「大きな構造上の損傷」があり、大規模補修が必要と指摘していたことが分かった。崩落との関連性は不明。2018年の同社報告書などをサーフサイド市が27日までに公表した。補修には総額約910万ドル(約10億円)かかると見積もっていた。
地元マイアミデード郡トップのダニエラ・カバ氏は27日午前(日本時間28日未明)、死者が計9人になったと発表した。安否不明は26日時点で156人。
27日午前1時半(日本時間27日午後2時半)には生存率が著しく下がるとされる「発生から72時間」を迎えた。捜索はがれきの奥深くで起きた火災により難航した。
マンション近くのフェンスには、連絡が取れない居住者らの写真が約30枚張り出され、家族や友人とみられる人々が次々と訪問。花を手向けるなどして無事を祈った。
報告書は、プールデッキの下に位置するコンクリート製の床板に傾斜が付いていないため排水されず「大規模な構造上の損傷を引き起こしている。近いうちに修繕しなければ、劣化の度合いが急激に拡大する」とした。
また、駐車場のコンクリート製の柱や梁(はり)、壁に「大量のひび割れや剝離」があり、内部の鉄筋があらわになった柱もあったと指摘。AP通信は、マンションに近い海から海水が浸透し、鉄筋を浸食、コンクリートを劣化させた可能性を伝えた。
カバ氏は記者会見で、マイアミデード郡にある築40年以上の建物全てを30日以内に臨時検査すると表明した。崩落原因を巡っては、土地の地盤沈下や海風の塩分の浸透を指摘する見方もある。
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2021-06-27 15:57:03Z
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