Jumat, 01 Mei 2020

トランプ氏、武漢の研究施設は「ウイルス発生源を示す情報得ている」 - 読売新聞

 【ワシントン=蒔田一彦】米国のトランプ大統領は4月30日、ホワイトハウスで記者団に、中国湖北省武漢市にある研究施設が新型コロナウイルスの発生源であると示す情報を得ていることを明らかにした。具体的にどのような情報かは言及せず、調査は継続中だとも強調した。

 トランプ政権は、中国科学院武漢ウイルス研究所など市内の複数の場所が発生源だった可能性があるとみて調査を進めている。トランプ氏は記者から「武漢ウイルス研究所が発生源ということに高い信頼度を与える何かを見たことがあるのか」と聞かれ、「ある」と答えた。一方で「(発生源を巡って)多くの説がある。科学者や情報機関が調査している」とも述べた。

 これに先立ち、米国の情報機関を統括する国家情報長官室は30日の声明で、発生源について「感染していた動物との接触なのか、武漢の研究所での事故の結果なのか判断するため、厳密な調査を続ける」とし、結論が出ていないことを明らかにしていた。また、「ウイルスが人工のものでも、遺伝子改変されたものでもないという意見に同意する」との見解も示した。米政権内では、研究用コウモリから人への感染が起きたことが端緒だったとの見方も出ている。

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