SpaceXが、NASAの宇宙飛行士2名を乗せたCrew Dragon宇宙船の打ち上げに成功しました。これは民間の航空宇宙企業が宇宙空間に飛行士を送り出したのは初めてのことであり、なおかつ米国産ロケットでの有人宇宙飛行は2011年以来のこととなります。
当初は5月27日(日本時間28日)の予定だったCrew Dragonの打上げは悪天候となり、上空の気候状況からロケットに落雷する可能性があったために中止、新たな打上げは5月30日(日本時間31日)に設定されていました。
そしてやってきた2度目の打上げ予定日。前日の予報は雷雨とも出ていたものの、そのときが近づくにつれ厚い雲が切れて晴れ間が覗きます。
打上げ3時間前、飛行士たちは27日のときとほぼ同じ段取りで控え室から出発、家族とエアハグでしばしの別れを惜しんだのち、テスラModel Xに乗り込んで発射台へと向かいます。発射台の前では「わあ、大きいな!」とばかりに戯けて見せつつ、2人はエレベーターでFalcon 9の頂に待つCrew Dragonへと向かいました。
Liftoff! pic.twitter.com/DRBfdUM7JA
— SpaceX (@SpaceX) May 30, 2020
そして午後3時22分(日本では午前4時22分)、ロバート・ベンケンおよびダグ・ハーレー両飛行士の乗るCrew Dragonを先端に載せたFalcon 9ロケットはリフトオフ、順調に上昇して大空へと消えてゆきました。なおリフトオフから2分45秒後、Falcon 9は1段目ブースターを分離、ブースターはいつもどおり海上で待ち受ける無人船OCISLYへの着地を成功させています。
そしてさらに10分後、Crew DragonはFalcon 9ロケットを分離、このあとは地球を周回しつつISSへと接近し、日本時間31日23時30分ごろになる予定です。
ちなみに、ISSには5月25日にJAXAの補給機「こうのとり」が一足先に到着しており、ISSクルーとともにCrew Dragonの到着を待ち構えています。
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2020-05-30 22:50:50Z
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