インド東部とバングラデシュに20日夜、大型のサイクロンが上陸し、暴風や高潮による被害で少なくとも22人が死亡した。
300万人以上が避難したが、新型コロナウイルスの感染者が増えている両国で、避難所で人が密集して感染が拡大する懸念も高まっている。
地元メディアなどによると、数千棟の家屋の倒壊や洪水などでインドでは14人の死亡が確認された。バングラデシュでも避難所へ向かう途中に倒木で5歳の男児が死亡するなど、8人が犠牲になった。
バングラデシュは川の河口に位置し、国土の大部分が標高の低いデルタ地帯にあることから、高潮で広範囲が水没しやすい。100万人以上のロヒンギャ難民が暮らす南東部コックスバザールのキャンプは、サイクロンの直撃は免れた模様だが、被害状況を国際機関などが確認している。
両国では新型コロナの感染者が増加しており、感染が拡大しないよう避難所の定員を制限したり、消毒を徹底したりする対策が取られた。
今回の大型サイクロンは、1999年にインド東部で約1万人が犠牲となったサイクロンに匹敵する規模だという。(奈良部健)
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2020-05-21 06:40:00Z
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