2020年05月31日18時29分
【ニューヨーク時事】米中西部ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性が拘束時に白人警官に首を圧迫されて死亡した事件をめぐり、全米各地に広がった人種差別への抗議デモは30日も続いた。米メディアが31日未明伝えたところでは、デモは約50都市に拡大し、少なくとも25都市で夜間の外出禁止令が出された。参加者の一部が暴徒化して数百人が拘束され、銃撃による死者も複数人出ている。
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各地のデモ隊は、死亡したジョージ・フロイドさん(46)が最期に発した「息ができない」という言葉を繰り返し叫びながら行進した。全米最大都市のニューヨークでは30日、数千人がデモに参加。警察車両を燃やしたり、警官隊と衝突したりして身柄を拘束される者もいた。
CNNテレビによると、中西部インディアナ州インディアナポリスの中心街では30日夜、抗議活動のさなかに3人が銃撃され、1人が死亡。29日夜には西部カリフォルニア州オークランドと中西部ミシガン州デトロイトでも銃撃があり、それぞれ1人が死亡した。
政府機関も攻撃対象となっている。30日には南部テネシー州ナッシュビルの市庁舎が放火され、首都ワシントンでもホワイトハウス近くの建物に何者かが火を放ち、窓を壊すなどした。周辺では29日にもデモ隊と警官の小競り合いが起き、大統領警護隊(シークレットサービス)の指示でホワイトハウスは一時封鎖された。
ミネソタ州のワルツ知事は30日の記者会見で、同日夜のデモが最も激化するとの見通しを示した上で「秩序を回復しなければならない」と強調。第2次大戦時以来初めて州兵を総動員すると表明した。31日未明までにミネアポリスでは数十人が逮捕されたが、重傷者は出ていない。
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2020-05-31 09:35:38Z
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