【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が10日に新兵器の試射を視察し、「党で構想してきた新たな兵器が登場した」と「大きな満足の意」を表したと報じた。
北朝鮮は10日に東部の咸興(ハムフン)付近から日本海に向けて飛翔(ひしょう)体2発を発射。今回は5月から繰り返し発射してきた短距離弾道ミサイルとは別の新型戦術地対地弾道ミサイルだとの見方が出ている。
北朝鮮外務省のクォン・ジョングン北米局長は11日に談話を発表し、トランプ米大統領が、これまでの短距離弾道ミサイルなどの発射を「極めて小さなミサイル試験だとして、われわれの自衛権を認めた」と指摘。発射の中止を求めている韓国に対しは、5日から20日まで行われている米韓合同軍事演習を中止するか、誠意ある釈明をしない限り、南北間の「接触自体が難しい」と警告した。
今後、対話に臨んでも米朝間であって「北南(南北)対話ではない」とも突き放した。米韓への態度を使い分けて両国の結束を揺さぶる狙いとみられる。
今回の新兵器について金氏は、「わが国の地形条件と戦法の要求に即して開発され、既存の兵器とは違う優れた戦術的特性を持つ」と評価した。11日付の党機関紙、労働新聞は、移動式発射台からミサイルが打ち上がる写真を掲載。ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」をモデルに開発したとされるこれまでの短距離弾道ミサイルよりも形状が短いなどの特徴が見られた。
https://news.livedoor.com/article/detail/16914544/
2019-08-11 09:44:00Z
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