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【ワシントン時事】米軍は2日、シリアとイラクで親イラン武装組織の拠点を空爆したと発表した。ヨルダンで米兵3人が殺害された無人機攻撃に対する報復に乗り出した。イラン国内の拠点は対象としていないが、中東情勢が一段と緊迫する可能性がある。
バイデン米大統領は声明で「米国は中東でも他の場所でも紛争を求めていないが、米国人に危害を加えるならそれに応じる」と表明。「今後もわれわれが選んだ時と場所で継続する」とさらなる報復攻撃を示唆した。
米軍の発表によると、標的となったのはイランの精鋭部隊・革命防衛隊と関連組織が使用する武器庫や指揮統制施設など85カ所以上。米国から出撃した長距離爆撃機を含む多数の航空機が参加し、125発以上の精密誘導弾を使用した。
在英のシリア人権監視団によると、シリアでの空爆で武装組織の少なくとも18人が死亡した。イラク国営通信によれば、イラク軍報道官は、米軍の空爆は主権の侵害だと非難した。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に「攻撃は成功した」と強調し、武装組織の死者数は「現時点で不明だ」と説明した。また、イラン国内への攻撃は行わない考えを示した。米当局者はNBCテレビに対し、攻撃は数日間から数週間続く見通しだと語った。
ヨルダンの対イラク・シリア国境地帯で1月28日に発生した米軍の後方支援基地への無人機攻撃では、米兵3人が死亡し、40人以上が負傷した。昨年10月のパレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエル軍の衝突以降、米兵が攻撃で死亡したのは初めてだった。米政府は、イラクの親イラン武装組織の連合体「イラクのイスラム抵抗運動」による犯行だと断定していた。
バイデン氏は2日、米東部デラウェア州の空軍基地で、ヨルダンで死亡した米兵3人の遺体の帰還を出迎えた。遺族とも面会した。
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2024-02-03 02:00:00Z
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