ガザ地区では、これまでの死者が2万7365人に上っています。
一方、イスラエルとハマスの間では、戦闘の休止や人質の解放に向けた交渉が進められていて、アメリカのブリンケン国務長官は4日、中東に向けて、首都ワシントン郊外の空軍基地を出発しました。
ブリンケン長官の中東訪問は去年10月にイスラエルとハマスの衝突が始まって以降、5回目です。
今回は8日にかけて、イスラエル、パレスチナのヨルダン川西岸、カタール、エジプト、サウジアラビアを訪れて、関係国などとの間で戦闘休止と人質の解放をめぐる交渉の協議を行います。
交渉を巡って、イスラエルのネタニヤフ首相は4日の閣議で妥協しない姿勢を強調した一方、ハマスのハニーヤ最高幹部は、恒久的な停戦を求める考えを示しています。
ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は4日、ABCテレビのインタビューで「現時点では交渉がすぐまとまるところまできているとは言えない」と述べています。
ブリンケン長官が関係国などとの協議を通じて交渉の進展につなげられるか、外交の動きが注目されます。
また、ブリンケン長官は今回の中東訪問を通じて、ヨルダンでアメリカ軍の兵士3人が死亡した攻撃への報復措置をめぐり、中東の緊張が高まらないよう働きかけを強める見通しで、周辺の情勢が改善するか注目されます。
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2024-02-05 08:53:19Z
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