【ニューヨーク=金子靖志】米オーシャン・ゲート社の潜水艇「タイタン」(全長6・7メートル)が北大西洋で沈没したタイタニック号の見学ツアー中に消息を絶った事故で、米沿岸警備隊の幹部は22日、記者会見し、潜水艇が水圧で押しつぶされ、乗員5人全員が死亡したと発表した。遺体と潜水艇の回収は難航しそうだ。
米紙ニューヨーク・タイムズによると海洋専門家や同社元社員は5年前、タイタンの前方のぞき窓の強度など耐久性を問題視し、「壊滅的な問題につながる」と警告していた。
水深約3800メートルに沈んだタイタニック号の船首から約490メートル離れた場所で22日、タイタンの主要部分の破片が五つ発見された。幹部は「破片は周囲からの圧力で破壊的に押しつぶされたことを示す」と指摘した。
タイタンは18日にカナダ東部ニューファンドランド島の南約640キロ・メートル地点で消息を絶った。米海軍高官は22日、タイタンが消息を絶った直後に米海軍が現場周辺の海域で爆発音のような音を探知していたことを明らかにした。外国の潜水艦などの活動を探知するセンサーが爆発音を拾ったという。20、21日に海中で感知した「異音」はタイタンと無関係の可能性がある。
タイタンには、操縦を務めた同社最高経営責任者(CEO)の男性とタイタニック号探査専門家のフランス人男性、英国の男性実業家、パキスタンの富豪一族で英国在住の親子2人が乗っていた。
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2023-06-23 11:45:00Z
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