【ワルシャワ=上地洋実、ワシントン=田島大志】ウクライナのドミトロ・クレバ外相は24日、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長と電話会談し、IAEAの専門家チームをウクライナに緊急派遣するよう要請した。ロシアが「『(放射性物質をまき散らす)汚い爆弾』をウクライナが使用する可能性がある」と一方的に主張していることを受け、IAEAの調査を通じて根拠がないと反論する狙いだ。
一方、露軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長は24日、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長、英軍のトニー・ラダキン国防参謀総長と相次いで電話会談し、「汚い爆弾」などでウクライナ側が事態をエスカレートさせようとしていると改めて一方的に主張した。いずれの会談でも双方の意思疎通ルートを維持することで一致した。
露国防省は24日、起こりうる挑発に対応するためとして「放射能汚染の状況でも任務を果たせる軍部隊の準備を整えた」と発表した。「汚い爆弾」を巡る一連の露側の動きに対し、ウクライナ軍の反転攻勢を受けて戦局の打開が難しいなか、自らの使用を想定した偽装工作ではないかとの懸念が出ている。
米国務省のネッド・プライス報道官は24日の記者会見で、露軍が「汚い爆弾」を使った場合の対応について、「もし使用すれば『汚い爆弾』であろうと核爆弾であろうと、ロシアには結果が伴う」と述べ、何らかの報復措置を取る考えを示唆した。
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2022-10-25 06:54:00Z
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