【ロンドン=池田晋一】ロイター通信によると、ロシアのプーチン大統領は31日、4月1日から外国企業がロシア産天然ガスを購入する際に自国通貨ルーブルで支払うよう改めて求め、応じない場合は供給契約を止めると明らかにした。米欧などは拒否する意向を示しており、反発は必至だ。
プーチン氏は31日のテレビ演説で関連する法令に署名したと明らかにし、「天然ガスを購入するには、(外国企業は)ロシアの銀行にルーブル建ての口座を開かなくてはならない。1日から、天然ガスの代金はこの口座を通して支払われる」と語った。
その上でプーチン氏は、「支払いがなければ買い手の不履行とみなす。我々は慈善事業を行うつもりはなく、既存契約は止まる」と述べた。ロイターによると、外国企業が口座に外貨を送金すれば、支払いに必要なルーブルが返ってくる仕組みだという。
外国企業がルーブルで支払えば代金調達でルーブルの需要が高まるため、経済制裁で価値が急落した自国通貨を買い支える狙いとみられる。先進7か国(G7)は3月28日、ルーブル払いは契約違反だとして拒否すると表明していた。
一方、プーチン氏は3月30日、ドイツのショルツ首相と電話会談し、天然ガスの輸入代金をユーロで振り込むよう要請していた。
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2022-03-31 19:00:00Z
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