サウジアラビアの西部ジッダなどで25日、イエメンの反政府武装勢力フーシの攻撃を受け、石油施設の一部が炎上した。サウジやアラブ首長国連邦(UAE)は26日に大規模な空爆をフーシに行っており、報復行為が続けば、世界的な原油高が加速する恐れがある。
サウジ主体の連合軍の発表によると、国営石油会社サウジアラムコの貯蔵タンク2基が炎上した。フーシ報道官は、ドローン16機や弾道ミサイルで攻撃したとの声明を出した。現場近くでは自動車のF1世界選手権のレースが行われており、会場からも黒煙が確認されたという。
AFP通信によると、南部ジザンの電力施設や首都リヤドでも攻撃を受けた。一連の攻撃による死傷者は出ていないという。連合軍は26日未明、フーシの拠点を空爆し、首都サヌアや西部ホデイダの奪還に向けた軍事作戦の強化を表明した。
フーシの攻撃で、北海ブレント原油の先物価格は一時、急上昇して1バレル=121ドルに迫った。フーシは1月からUAEへの越境攻撃にも踏み切っている。ロシアのウクライナ侵攻で原油価格が上昇する中、原油市場の混乱を狙っている可能性がある。(カイロ支局 酒井圭吾)
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2022-03-26 10:22:00Z
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