【ソウル=恩地洋介】韓国軍合同参謀本部は14日、北朝鮮が同日午後2時40分すぎ、中国との境界に近い平安北道の義州(ウィジュ)周辺から日本海に向けて2発の飛翔(ひしょう)体を相次ぎ発射したと明らかにした。飛距離は約430キロメートル、高度は約36キロメートルで短距離弾道ミサイルと推定している。
岸信夫防衛相は14日の記者会見で、北朝鮮が発射したのは弾道ミサイルで「少なくとも1発」との見方を示した。日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとの見解を明らかにした。
北朝鮮は1月5日と11日にも音速の5倍以上の速さで飛ぶ「極超音速型」と主張するミサイルを発射した。
岸田文雄首相は14日の飛翔体発射を受けて①情報収集・分析に全力を挙げ、国民に迅速、的確な情報提供をする②航空機、船舶などの安全確認を徹底する③不測の事態に備え万全の態勢をとる――の3点を指示した。
松野博一官房長官は記者会見で「現時点で被害報告などの情報は確認されていない」と説明した。
北朝鮮外務省は同日午前、対北朝鮮制裁を拡大する米国を非難する報道官談話を出していた。「米国が対決的な姿勢を取るなら、われわれは一層強力ではっきりとした反応をしないわけにはいかない」と警告した。
米国は北朝鮮のミサイル発射を国連安全保障理事会の決議違反だと非難し、12日には北朝鮮で兵器開発を担当する国防科学院の傘下組織に関わる北朝鮮籍の6人に制裁を科したと発表した。
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2022-01-14 09:25:00Z
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