鈴木准教授によりますと、今回の噴火では噴き上げられた火山灰など大量の噴出物が上昇して出来る、大規模な噴火に特徴的な「傘型噴煙」が形成されました。
衛星の画像などから、火山灰は上空16キロ付近に達したあと「貿易風」に流されて西へと進み、3000キロ以上離れたオーストラリアまで到達したということです。
さらに火山灰は今後、「貿易風」に乗って南半球のさらに広範囲におよぶとみられるほか、赤道付近のインドネシアやシンガポールなど東南アジアの各地に広がる可能性があると指摘しています。
一方、日本への影響については、距離が離れているうえ、北半球の中緯度帯では「偏西風」が吹いていることから、火山灰がただちに到達する可能性は低いということです。
鈴木准教授は、「火山灰は風に乗って運ばれる間に粒の大きなものは、すでに海に落ちているとみられるため、火山灰が及ぶ地域で地表に降り積もる可能性は低いと考えられる。ただ、航空機のエンジンが火山灰を吸い込むと最悪の場合、止まってしまうおそれがあり、付近を運航する航空機は十分な注意が必要だ」と指摘しています。
さらに、火山灰が気候変動に与える影響については、「噴煙の高さなどから現時点では大きな影響を与えるほどではないと見ているが、噴火のメカニズムなど分かっていないことが多く、今後、詳しく調べる必要がある」と話しています。
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2022-01-17 09:50:57Z
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