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新型コロナウイルス、オミクロン株について、WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は、「かつてないスピードで拡大している」と強い危機感を示している。 どのくらいのスピード感なのか、デルタ株と比べてみると、イギリスではオミクロン株が初めて確認されたのが、11月27日だった。 そこから2週間余りで、5,346人に急増している。 一方、デルタ株の時はどうだったのか。 5,000人を超えたのは、初めて確認されてから1カ月余りあとだった。 倍ぐらいの速さだというのがわかるが、ロンドンでは、今の感染者の実に44%以上がオミクロン株だということで、イギリスのジャビド保健相は、「変異ウイルスがこれほど早く広がったことはない」と警戒している。 日本でも今後、速いペースで広がっていくとみられていて、デルタ株から見ていくと、最初に確認された感染者は2021年3月28日に入国した男性だが、そこから約4カ月後の8月上旬に、ほぼ完全にデルタ株に置き換わったとみられている。 一方のオミクロン株は、国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授によると、今は比較的抑えられていても、その感染力の強さから、デルタ株よりもさらに早く、およそ2カ月で置き換わってしまう、そんな可能性を指摘している。 やはり、ここも倍ぐらいのスピードでという指摘。 さらに見ていくと、オミクロン株に対するワクチンの効果、新たなデータが発表されている。 南アフリカの研究チームが、オミクロン株に感染した7万8,000件のデータを調べた。 ファイザーのワクチンを2回接種した場合、感染自体を防ぐ効果は33%ほどだったが、重症化を防ぐ効果については、70%あったという。 ワクチンだけではなく、治療薬も気になるところ。 ファイザーは今、開発中の飲み薬「パクスロビド」について、重症化リスクが高い患者の入院・死亡リスクを、およそ9割低減させたというデータを公表している。 このオミクロン株についても、有効性が維持できる可能性があるということで、ワクチンに加えて治療薬にも期待したい。
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2021-12-15 07:51:34Z
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