Rabu, 01 Desember 2021

米国でもオミクロン変異株の感染初確認、南ア渡航者から-CDC - ブルームバーグ

世界で感染が急拡大している新型コロナウイルスのオミクロン変異株について、米疾病対策センター(CDC)は同国内で初の感染を確認した。

  CDCの発表によると、感染が確認されたのはカリフォルニア州で、11月22日に南アフリカ共和国から戻った渡航者から検出された。感染者はワクチン接種済みで症状は軽く、改善しつつあり、現在は自己隔離中。濃厚接種があった全員と連絡が取れ、この中に陽性反応を示した者はいないという。

  カリフォルニア州のニューソム知事は記者会見で、この感染者が22日にサンフランシスコに到着し、25日に症状が出たと説明した。28日に検査し、その翌日に陽性が判明したが、入院していないという。同知事は「この個人の経過は順調だ」とし、完治が見込まれると述べた。

  バイデン大統領の首席医療顧問で米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は米国でオミクロン株感染の可能性のある他の症例を現時点で把握していないと述べた。また、自身の知るところではこの感染者は新型コロナのブースター(追加免疫)接種を受けていないと語った。

Where the Omicron Variant Has Been Detected

The new strain has reached more than a dozen places

Source: Government statements, local media reports, Bloomberg reporting

  疫学者らはオミクロン株のこれまでの拡散を踏まえると、米国で最終的に感染者が確認されても驚きではないと指摘していたが、今回の確認は心理的な打撃を伴う。オミクロン株のリスクを巡る早期警告で市場は動揺し、米国が一部の渡航制限を強化したほか他国も水際対策強化に動いた。

  ニューソム知事は「パニックになる理由はないが、警戒姿勢を維持すべきだ。つまりワクチンやブースター接種、屋内でのマスク着用だ」とツイートした。

 

原題:First U.S. Case of Omicron Variant Confirmed in California (2)(抜粋)

(3段落目以降にファウチ氏のコメントなどを追加して更新します)

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2021-12-01 19:32:00Z
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