【ソウル=桜井紀雄】韓国与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事が1日、来年3月の大統領選への出馬をオンラインで正式表明した。李氏は党内で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と距離を置く非主流派だが、党の予備選に立候補した他の8人を支持率で引き離し、首位に立つ。今年9月の与党候補選出に向け、李氏ら9人による熾烈(しれつ)な論戦がスタートした。
李氏は動画で、金大中(キム・デジュン)元大統領以来の革新政権を土台に「足りないものは埋め、誤りは正す」と強調。「強者の欲望を抑え、弱者の生活を支える政治」を目指すと宣言した。全国民に最低限の所得を保障する「ベーシックインカム」制度を公約に掲げている。
外交・安全保障政策については「強い自主国防力を基に、国益中心のバランスの良い外交を通じて平和共存の道を開く」と述べた。
李氏は貧しい家庭に育ち、小学校卒業後は働きながら苦学して弁護士になった。トランプ前米大統領のような歯に衣(きぬ)着せぬ発言が話題となり、「韓国のトランプ」とも呼ばれた。
日本への強硬発言でも知られる。3月には韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)について日本の教科書に「日本の領土」と記されることに対し、「日本が歴史を歪曲(わいきょく)して孤立を招けば、遠からず後進の国に転落する」と批判した。
日本政府による東京電力福島第1原発処理水の海洋放出決定にも強く反発。日本産水産物の検査強化を打ち出したり、太平洋沿岸各国の都市に共同して反対するよう求める書簡を送ったりした。こうした支持者受けするパフォーマンスの速さも人気の理由とされる。
党の予備選には6月末までに、党内きっての知日派として知られ、党代表も務めた李洛淵(イ・ナギョン)元首相のほか、丁世均(チョン・セギュン)前首相や秋美愛(チュ・ミエ)前法相、崔文洵(チェ・ムンスン)江原道(カンウォンド)知事ら計9人が立候補を届け出た。今月11日までに6人に絞り込まれる。
これまでの各種世論調査では、李在明氏と党内2位の李洛淵氏ら他の候補の支持率の開きは大きく、李在明氏の独走を阻むため、他の候補が「反李在明連帯」を形成する可能性も指摘されている。
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2021-07-01 08:03:02Z
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