イスラエルで野党の中道政党「イェシュアティド」を率いるラピド元財務相は2日夜、3月のイスラエル国会(1院制、定数120)議員選挙を受けた連立交渉で、他の右派、左派政党などと連立政権を樹立することで最終合意し、リブリン大統領に報告した。ネタニヤフ首相が率いる右派与党「リクード」は参加していない。国会の承認を経て新内閣が発足すれば、イスラエル史上最長の通算15年間首相を務めたネタニヤフ氏が退陣することになる。
新首相には、連立交渉の鍵を握っていた右派政党「ヤミナ」のベネット前国防相が就任する見通し。約2年後にラピド氏に交代する。
新政権は8党による連立となる。「反ネタニヤフ」で一致しているものの、中東和平など主要政策を巡る違いは大きい。当面は、新型コロナウイルスで影響を受けた経済対策など内政に重点を置くとみられる。
ラピド氏は2日夜、ツイッターに「(新政権は)全てのイスラエル市民のために働く」と投稿した。
政治混乱が続くイスラエルでは、3月に2019年以降で4度目となる総選挙が実施され、リクードが第1党を維持した。だがネタニヤフ氏は組閣に失敗し、リブリン大統領は5月5日に第2党のイェシュアティドを率いるラピド氏に組閣を指示した。
ラピド氏はネタニヤフ氏の排除に乗り出し、既に連立参加に合意していた左派に加え、右派を含めた「大連立」を模索。ヤミナのベネット氏が5月30日、連立への参加を表明したことで、大連立政権の構想が一気に具体化した。人口の2割を占める少数派アラブ系のイスラム政党「ラアム」も史上初となる政権入りを決めたと報じられている。【エルサレム三木幸治】
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2021-06-02 23:56:06Z
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