【ワシントン=中村亮】米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領は国防長官にロイド・オースティン元陸軍大将(67)を起用する方針を固めた。複数の米メディアが7日報じた。議会が承認すれば黒人初の国防長官となる。対立が続く中国やロシアへの対応で重責を担う。
オースティン氏は陸軍副参謀総長を務め、オバマ政権下の2013年に米軍で中東地域を統括する中央軍司令官に就任。シリアやイラクで過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を指揮した。イラク戦争やアフガニスタン戦争でも現地に派遣され、中東地域での経験が豊富だ。
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米軍の最大の課題は軍拡を進める中国への対応だ。中国は南シナ海の軍事拠点化を進め、台湾周辺でも威圧的な行動を繰り返している。トランプ政権下で進んだ同盟関係の再構築も不可欠だ。
国防長官への黒人起用は、人種の多様性を重視するバイデン氏の方針と合致する。国防長官をめぐっては女性のミシェル・フロノイ元国防次官が有力視されてきたが、軍事産業との関係が深いこともあり民主党の一部で反対論が出ていた。
バイデン氏は安全保障政策に関し、国務長官にアントニー・ブンリケン氏、大統領補佐官(国家安全保障担当)にジェーク・サリバン氏の起用をすでに発表している。
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2020-12-08 01:28:32Z
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