【ワシントン=蒔田一彦】米国のバイデン次期大統領は28日、地元デラウェア州ウィルミントンで外交・安全保障政策について演説し、「中国と競う上で、志を同じくする同盟国やパートナー国と連合することによって我が国の立場は一層強くなる」と述べた。同盟国との関係を強化し、中国に対抗する方針を強調したものだ。
演説には、カマラ・ハリス次期副大統領も同席した。バイデン氏は中国の不公正な貿易慣行や人権侵害などを批判し、「中国政府に責任を負わせる」とした。同盟国との連携の必要性について「我が国だけなら世界経済に占める割合は約25%にすぎないが、民主的なパートナー国と連合すれば、経済的な影響力は2倍以上になる」とも説明した。
バイデン氏はまた、米国の国際的指導力が「現在は巨大な真空状態にある」と表現し、トランプ大統領の単独主義的外交を批判した。「世界は我が国を避けたり、我が国抜きで動いたりする方法を見いだし始めた」と懸念を示し、世界の「信頼を取り戻さなくてはいけない」と述べた。
米政府機関が大規模なサイバー攻撃を受けたことについても触れ、「我が国の国家安全保障を重大な危険」にさらすものだと語った。関与が指摘されるロシアを名指しして批判することは避けた。
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2020-12-29 12:21:08Z
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