【ワシントン=中村亮】米大統領選をめぐり西部カリフォルニア州は4日、民主党のバイデン前副大統領の勝利を公式に認定した。複数の米メディアが報じた。最大の選挙人を持つカリフォルニア州の認定により、バイデン氏が固めた選挙人が全体の過半数を上回るのが確実になった。各州の選挙人は14日に投票、選挙結果が正式に決まる。
カリフォルニア州は全米最大の55人の選挙人を抱える。カリフォルニア州はリベラル色が強く、大統領選直後からバイデン氏の勝利が確実になっていた。同州はバイデン氏を支持する選挙人を指名する。
大統領選では全米で計538人の選挙人のうち過半数にあたる270人を獲得すると当選できる。現時点ではバイデン氏が306人の選挙人、トランプ氏が232人を獲得する見込みになっている。連邦法は各州の選挙結果の一般的な認定期限を8日としており、未認定の州も認定作業が大詰めに入っている。
バイデン氏は11月7日に当選を確実にしたが、トランプ氏は激戦州を中心に選挙不正を主張し敗北を認めていない。トランプ氏の選挙陣営は12月4日、南部ジョージア州で訴訟を起こし選挙結果は無効だと訴えて、法廷闘争を続ける構えだ。ただジョージア州を含む激戦6州はいずれもバイデン氏の勝利を公式に認定しており、バイデン氏の当確が覆る可能性は低い。
トランプ氏は選挙人がバイデン氏を選出すれば退任する意向を示している。14日の選挙人の投票でバイデン氏が正式に過半数の選挙人の票を得れば退任を決断する可能性がある。
バイデン氏は政権移行を着実に進めている。これまでに国務長官にアントニー・ブリンケン氏、財務長官にはジャネット・イエレン氏をそれぞれ起用すると発表した。新型コロナウイルス対策では米国民にマスクを着用するよう強く求めている。トランプ政権下で進んだ米社会の分断の修復も訴えている。
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2020-12-05 03:24:48Z
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