【ワシントン=中村亮】米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領は8日、国防長官にロイド・オースティン元陸軍大将(67)を起用すると発表した。バイデン氏は声明で「我々がいま直面する課題や危機に対処できる極めて有能な人物だ」と指摘し、中国への対応や同盟関係の再構築に向けた指導力に期待を示した。
オースティン氏は議会上院で過半数の賛成を得て就任する。承認されれば黒人初の国防長官となる。連邦法は文民統制を維持するため軍人は退役から7年間は国防長官に就けないと規定している。2016年に退役したオースティン氏は連邦法の適用除外を上下両院で得る必要がある。民主党は文民統制を重視する傾向にあり、承認には身内の支持固めも必要だ。
オースティン氏は陸軍副参謀総長を経て、13年に米軍の中東地域を管轄する中央軍司令官に就いた。イラクやシリアで過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を指揮した。米軍はイラクやアフガニスタンで駐留規模を縮小しており、中東でのテロ対策を維持しつつ、中国やロシアへの対応を進める手腕が問われる。
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2020-12-08 23:14:08Z
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