Minggu, 06 Desember 2020

トランプ氏、選挙後初の支持者集会「再選へ闘い継続」 - 日本経済新聞

5日、トランプ米大統領は大統領選に敗北した場合に次期大統領選での再出馬の可能性を示唆したと受け取れる発言をした(南部ジョージア州)=ロイター

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は5日、南部ジョージア州で大統領選後に初めての支持者集会を開いた。「かつて見たこともないほど闘っていく」と語り、再選にこだわる姿勢を示した。共和党が上院で過半数を維持できるよう来年1月に行うジョージア州上院選の決選投票での投票も呼びかけた。

「あと4年、あと4年」。5日夜、トランプ氏が演説会場に姿を現すと支持者が大歓声で迎えた。約1時間40分に及ぶ集会でトランプ氏は民主党について「大統領選で不正操作をした。だが我々は勝利する」と強調した。民主党のバイデン前副大統領は4日、選挙人の過半数獲得を確実にしたが、トランプ氏は敗北をなお認めなかった。

ジョージア州はバイデン氏の勝利を公式に認定したが、トランプ氏は同州のブライアン・ケンプ知事(共和党)が「とても簡単に阻止できる」と指摘した。米メディアによると集会に先立ち、トランプ氏はケンプ氏との電話で州議会が選挙結果とは無関係に自身を支持する選挙人を指名すべきだと主張。ケンプ氏に議会への説得工作を要請した。合衆国憲法では州議会が選挙人指名の権限を持つとの解釈もあるが、民主主義を根本的に覆す奇策だ。

トランプ氏は大統領2期目を念頭に「2024年まで待ちたくない」と語った。正式に敗北が決まった場合に次期大統領選へ再出馬する可能性を示唆したとも受け取れる発言だ。トランプ氏は選挙人がバイデン氏を正式に選出すれば、退任する意向を示している。14日の選挙人の投票を踏まえ、退任を決断する可能性がある。

トランプ氏が集会を開いた目的の一つは上院2議席をめぐるジョージア州の決選投票で共和党候補への支持を訴えることだ。上院はこれまでに共和党が50議席、民主党(無所属含む)が48議席を確保している。共和党はジョージア州で少なくても1議席を取れば議会運営で主導権を握る過半数を維持できる。

トランプ氏は集会で「おそらく米国史上で最も重要な議会の決選投票になる」と強調した。上院選の民主党候補を「極左のリベラル派」と指摘し、「みなさんが投票しなければ社会主義者や共産主義者が勝利する」と訴えた。トランプ氏は大統領選でもバイデン氏を「社会主義勢力」と批判してきた。

民主党はジョージア州で2議席を獲得すると議席数を50に伸ばせる。上院では人事や法案で賛否が50対50になった場合に上院議長を務める副大統領の一票で決する。副大統領にはハリス上院議員が就く見通しで、民主党は50議席を確保すると上院で事実上の主導権を握れる。50議席を取れなければバイデン氏の政策実現が難しくなる可能性が高い。

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2020-12-06 07:20:24Z
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