Senin, 05 Oktober 2020

高リスクの治療法が波紋 トランプ氏、早期復帰に意欲 - 時事通信ニュース

2020年10月05日20時32分

4日、ワシントン近郊の病院を出て、車中から支持者に向かって手を振るトランプ米大統領(AFP時事)

4日、ワシントン近郊の病院を出て、車中から支持者に向かって手を振るトランプ米大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】新型コロナウイルスに感染し入院中のトランプ米大統領(74)について、専属医は4日の記者会見で、5日にも退院する計画に言及した。一方、重症患者用のステロイド薬を投与するなど高リスクの治療内容も説明。投票まで1カ月を切った大統領選に向け、復帰を急ぐトランプ氏の意向が治療を左右しているのではと波紋が広がった。

トランプ氏病状めぐり混乱 側近発言に「激怒」報道

 「今からサプライズ訪問をする」。トランプ氏は4日夕、ツイッターへの動画でこう予告すると、入院先の軍医療センターの外へ出て、集まる支持者に車中から手を振った。マスクは着用しているものの、同乗する警護隊への配慮はうかがえず、専門家からは「政治ショーのために人命を危険にさらす愚行」と非難が相次いだ。
 動画では「コロナについて多くを学んだ」とアピール。顔色も良く、「見たことのない熱狂だ」と支持者を称賛し、復帰に意欲を示した。
 ただ、専属医が説明した治療法は対照的に、病状の深刻さをうかがわせるものだった。ステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」は、リスクが高く重症患者向け。感染症専門家はワシントン・ポスト紙に「レムデシビルとデキサメタゾンを必要とする患者が3日間で退院できる状況は考えられない」といぶかった。「リスクを理解しないままトランプ氏が困難な治療を強要している」という見方も浮上した。
 米メディアでは、弱さを見せたくないトランプ氏の性格や、大統領選の状況が専属医に圧力になっているという指摘が出ている。
 専属医のコンリー氏によると、トランプ氏は2日に血中酸素濃度が低下して酸素吸入を受け、3日にも再度酸素濃度が低下した。これまで質問されても認めてこなかったが、コンリー氏は「病気の経過を誤解されるかもしれない情報を提供したくなかった」と釈明した。

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2020-10-05 11:32:00Z
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