Selasa, 06 Oktober 2020

記者の質問はぐらかす、トランプ大統領の主治医に批判強まる…透けて見える配慮 - 読売新聞

 【ワシントン=横堀裕也】新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の主治医、ショーン・コンリー氏の情報開示のあり方に批判が強まっている。記者会見では健康状態や経過についての質問をはぐらかすなど、トランプ氏への配慮が透けて見える受け答えが目立ち、「政治的な発言」(米紙ワシントン・ポスト)が多いとも指摘されている。

 トランプ氏がウォルター・リード軍医療センターから退院した5日、コンリー氏は記者会見し、「トランプ氏は退院に必要な条件を全て満たしている」と述べ、退院の決定は医師団の総意だったと強調した。

 トランプ氏が感染した時期に関連して、記者会見では、「トランプ氏が検査で最後に陰性と判定されたのはいつか」との質問が相次いだ。コンリー氏は、「さかのぼるようなことはしたくない」などとかわし続け、米CNNテレビは、「およそ医師の受け答えではない」と断じた。

 コンリー氏は入院翌日の3日の会見でも、トランプ氏が入院前に酸素吸入を行ったかどうかを明確にせず、問題視されていた。

 歴代大統領の主治医の多くは軍医が担当し、コンリー氏も海軍の所属だ。アフガニスタンでの従軍経験もあり、2018年からトランプ氏の主治医を務めている。米紙ワシントン・ポストは、トランプ氏が米軍の最高司令官であることから、「前任者の多くと同様に、コンリー氏も大統領に物申すのが難しい立場にある」との元政府関係者の見方を伝えている。

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2020-10-06 13:40:00Z
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