【AFP=時事】香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ、Agnes Chow)氏(23)が1日、警察に出頭し、香港で異論が封殺されていると警鐘を鳴らした。周氏は中国が新たに導入した香港国家安全維持法(国安法)で刑事罰に定められた「外国勢力との共謀」の容疑で先月逮捕されていた。
周氏は警察署前で記者団に対し、「国安法は実は法的なものでなく、政権のための、政府が政治的に異論を唱える人を抑え込むことを目的とした政治的道具であることを、香港全域だけでなく、世界に知って欲しい」と述べた。
周氏は6月末に国安法が香港に導入されて以後、最大規模の警察の取り締まりが行われた8月10日に逮捕された。同日には裁判所令状を持った警察官が日本経済新聞(Nikkei)の香港支局も訪れ、令状は香港が民主派の抗議デモで揺らいでいた昨年、同紙に掲載された、民主派の抗議デモへの国際支援を呼び掛けた広告に関連して出されたものだった。
周氏は1日、警察の取り調べでこの広告が出てきたことを認め、「私が2020年に国安法に違反した証拠が2019年に掲載されたこの広告ならば、本当にばかげている」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News
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2020-09-01 20:17:00Z
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