2021年08月19日13時31分
【カブールAFP時事】イスラム主義組織タリバンが権力を掌握したアフガニスタンから、欧米人の脱出が止まらない。カブールの空港を警備する米軍が、オランダ人の搭乗を阻むなど混乱も発生している。
◇離れなければ撃つ
オランダがアフガンに派遣した1機目の航空機は、退避を求めるオランダ人を1人も乗せずにカブールを離陸せざるを得なかった。搭乗を米軍に阻まれたためだ。
被害に遭ったオランダ人男性はオランダ放送協会(NOS)に対し「空港の入り口を管理しているのは米国人たちだ。パスポートも見せたし、オランダ人だと3回も伝えた」と振り返った。しかし「米国人は、離れなければ撃つと答えた」と証言した。
オランダのカーフ外相は、空港を管理する米軍がオランダ機に認めた駐機の時間はわずか30分だったと説明。米政府に対し「どうかもう少しだけ時間をください」と懇願した。
ただ、オランダ国防省によると、オランダも18日には第1陣の脱出を成功させた。ジョージア(グルジア)の首都トビリシに35人が退避した。
◇それでも米頼み
ドイツも18日、約500人を脱出させた。うち約200人がアフガン人だ。ただ、退避が始まった当初の夜の状況について、マース独外相も空港に入れるのは米国民優先と米軍が決めたようだと語り、米独間の緊張の一端をのぞかせた。ドイツは独自に600人の兵員をカブールに再派遣する構えだ。
それでもアイルランドのコーブニー外相は「空港にたどり着くまでの安全確保を米国に頼らざるを得ない」と強調。アイルランド人は30人が脱出を待っている。
英国は自国民約300人、アフガン人約2000人を出国させた。ジョンソン英首相は「不眠不休で脱出の門戸を開き続ける」と訴えている。
マクロン仏大統領も「フランスのために働いてくれていた200人に近いアフガン人を連れてカブールから脱出できた」と発表した。ただ、脱出劇はまだまだ続くと強調している。
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2021-08-19 04:31:00Z
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