2021年08月27日06時06分
【ワシントン時事】米中央軍のマッケンジー司令官は26日、記者団に対し、アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で爆発が起き、少なくとも米兵12人が死亡、15人が負傷したと発表した。テロ組織監視団体SITEによると、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行を認めた。報道によれば、アフガン人にも多数の犠牲者が出ており、死者は計60人以上、負傷者140人を超えた。
マッケンジー氏はIS戦闘員とみられる2人が自爆テロを行ったと説明。米兵が国外退避を希望する人々の保安検査を行っていた空港ゲートでは、自爆後に米兵とアフガン人に向けて発砲があり、銃撃戦となった。ゲート近くにあるホテル周辺でも爆発があったという。
アフガン駐留米軍が5月に撤収を開始して以降、米兵に死者が出たのは初めて。マッケンジー氏は米国民やアフガン人の退避支援と駐留米軍の撤収を続ける方針を示した。だが、周囲の反対を押し切り、米軍撤収を強行したバイデン米大統領に対する批判が強まるのは確実だ。
マッケンジー氏は今回の自爆テロ以外にも「空港に対する差し迫った脅威がある」と強調。その上で、犯行グループを特定次第、報復を行う準備があると語った。
カブール空港には、国外退避を希望する外国人やアフガン人が殺到していた。バイデン氏は、ISが混乱に乗じてテロ攻撃を行う可能性があると指摘。米英両国の在アフガン大使館も「安全保障上の脅威」があるとして、空港に近づかないよう警告を発していた。
カブールの空港では、航空自衛隊の輸送機も出入りし、邦人らの退避準備を進めている。地元メディアは、流血した人々が緊急的に一輪車で搬送される様子を報じた。犠牲者には子供も含まれているという。
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2021-08-26 21:06:00Z
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