【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部・ジュネーブ)は1日、中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルス向けワクチンの緊急使用を承認した。WHOは5月に中国の製薬大手、中国医薬集団(シノファーム)のワクチンを承認しており、中国製は2例目となる。中国はWHOから新たに緊急使用承認を得たことで「ワクチン外交」を一段と加速させる可能性がある。
実際のワクチン接種や治療薬などの可否は通常、各国の保健当局がそれぞれ判断する。ただ、自国で臨床試験(治験)や審査を独自に行うことが難しい途上国は、WHOの承認を参考に判断することが多い。
ワクチンを共同購入し途上国などに分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」もシノバック製使用が可能になる。
英製薬大手、アストラゼネカが開発したワクチンを製造するインドが、自国での感染拡大で輸出制限を行ったため調達に支障が生じており、COVAXでは今後、中国製ワクチンの供給も進むとみられている。
ロイター通信によると、WHOのテドロス事務局長は、シノバック製は貯蔵が容易なことから、貧困国への配布に適していると指摘。WHOは18歳以上の接種を奨励している。
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2021-06-02 01:43:05Z
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