バイデン米大統領は10日、ミャンマー国軍によるクーデターについて、国軍幹部らに制裁を科す大統領令に署名したと発表した。「幹部らが、米国内のミャンマー政府資金10億ドル(約1040億円)にアクセスすることを防止した」と説明。週内に制裁対象者を明らかにするとした。ミャンマー政府への強い輸出規制も実施するとし、「追加措置を発動する準備もできている」と警告した。
バイデン氏がホワイトハウスで演説して明らかにした。「クーデターの主導者らに責任を課す」と述べ、国軍に対し、アウンサンスーチー国家顧問らの即時解放や掌握した権力の放棄などを求めた。「医療などのミャンマー市民に直接利益のある分野については支援を継続する」と強調。クーデターへの抗議デモに対する暴力行使は「容認できない」とした。
また、国際社会で連携した対応の必要性を主張。日本などを念頭に、インド太平洋地域の同盟国らと「緊密な連絡を取っている」と説明した。【ワシントン鈴木一生】
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2021-02-10 22:40:47Z
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