北朝鮮のピョンヤンに駐在経験がある元外交官で、ロシア科学アカデミーの朝鮮研究センター、アレクサンドル・ジェービン氏はNHKのインタビューに対し、「ロシアと北朝鮮の首脳会談は4年以上なかったが、その間、国際情勢が大幅に変化したため、今回の会談が不可欠となった」と述べました。
国際情勢の変化については「アメリカ、日本、韓国が事実上、軍事同盟を作り、この3か国は自身の力を1つに合わせることを決めた。ロシアにとって新たな脅威になっている」と述べ、ロシアは日米韓の3か国に対抗するため、中国に加えて北朝鮮とも連携する必要に迫られていると説明しました。
そのうえで、首脳会談をきっかけにロシアと北朝鮮の軍事協力がさらに進み、ロシアと中国が行っている合同演習に、北朝鮮が参加する可能性もあるという見方を示しました。
また、ロシアにとって北朝鮮と首脳会談を行った意義について、「緊密な協力体制を再建したという意味で戦略的だった。アメリカ軍がアジアに展開する中で、北朝鮮は緩衝地帯の役割を果たしている」と述べ、ウクライナ侵攻でアメリカとの関係がいっそう悪化する中、地政学上の重要性が増している北朝鮮との連携を確認できたことは成果だという認識を示しました。
また、焦点となっているロシアと北朝鮮との間の軍事技術協力についてジェービン氏は、「これはそもそも、秘密裏に行われる性質のものだ。さまざまな制限と可能性を考慮したうえで、計画が実現するのだろう」と述べ、協力は水面下で進むという見方を示しました。
そのうえで、北朝鮮からの武器の供与については「首脳会談で協議された可能性は排除できない。北朝鮮には相当の弾薬が備蓄されているだろう」と述べ、弾薬の購入などをめぐり協議された可能性を指摘しました。
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2023-09-16 11:46:22Z
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