Senin, 12 Desember 2022

中国・北京、ゼロコロナへの怒りから感染不安に 店舗休業で閑散 - ロイター (Reuters Japan)

 新型コロナウイルス関連規制が緩和された中国の首都・北京では12月11日、市民の間で感染への不安が広がる中、多くの店舗が休業し、閑散とした様子が見られた。写真は夕方のラッシュアワーの地下鉄。9日、北京で撮影(2022年 ロイター/Ryan Woo)

[北京 11日 ロイター] - 新型コロナウイルス関連規制が緩和された中国の首都・北京では11日、市民の間で感染への不安が広がる中、多くの店舗が休業し、閑散とした様子が見られた。

中国は7日、各地で先月起きた抗議活動を受けて厳格なコロナ対策を緩和したが、北京など既に感染が拡大していた都市では、定期検査などのルール廃止後に経済活動が急減速した。

従業員の感染で多くの事業者が休業を強いられているほか、感染リスクを警戒して外出を控える人も多いという。

疫学専門家Zhong Nanshan氏は、国営メディアに対し「複数の主要都市では数万人、数十万人が感染している」と述べた。

北京では市民の定期検査が廃止され、医療従事者などに対象が絞られたことから、公式発表の新規感染者数は急減。10日の市内の新規感染者は1661人と、国による対策緩和発表前日の6日(3974人)から42%減少した。だが、実際の感染者数ははるかに多いとみられる。

通常なら多くの人で賑わう日曜日の北京市内も11日は人出が少なく、朝陽区のショッピングモールは多くの飲食店や小売店が休業する中、閑散としていた。

キャピタル・エコノミクスのアジア担当チーフエコノミスト、マーク・ウィリアムズ氏は「ゼロコロナ政策からの移行で個人消費はいずれ正常化するが、感染リスクの高まりで対面型消費は経済再開後も数カ月抑制されるだろう」と述べた。

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2022-12-11 22:33:00Z
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